潜在意識、引き寄せの法則、成功哲学。
これらを実際に使いこなせている人はどの程度いるのだろうか?
如何にして実生活で潜在意識を味方を付ける事が出来るのかを研学してみよう。
話を纏めよう。
つまり、タイムリープと言う現象は即ち、自分の望む環境(過去)を引き寄せたと言う風に置き換える事も出来る。
通常、願望と言うのは、今、自分が存在する時間軸の延長線上に据えるものだと言う観念があるが故に、時空を超越した願望の実現等と言う、あまりにも荒唐無稽過ぎる事は考慮外になりがちである。
だが、考えてみて欲しい。
潜在意識に不可能は無いのだ。
勿論、理論的には未来へ行く事も不可能ではないはずなのだが、但し、明確なビジョンを得ると言う意味に於いては、圧倒的に既に経験している過去のものの方がやり易いのが実際のところなのかもしれない。
未知のものをありありと明確にイメージをすると言うのは極めて難しいが、過去は一度経験しているが故にイメージしやすいと言う事なのだろう。
もし、未来を明確に実感としてイメージする事が出来れば、或いは、未来へのタイムリープも可能なのかも知れないが、今のところ過去から現在へのタイムリープの報告は無いようだ。
さて、私がこれらの「タイムリープ」の経験談の中で最も興味が沸いた話がある。
妻と離婚する前に戻ったと言う、ある男性の報告だ。
掻い摘んで言うとこうだ。
ある男性が妻と離婚してしまったのだが、その男性は猛烈に離婚を後悔した。
そしてその男性は日々、離婚前の状況をイメージする様になり、ある日、そのイメージと自らの感覚がリンクした瞬間があり、気が付くと、離婚したはずの妻と一緒に暮らす日常に戻っていたと言う。
つまり、その男性は妻と別れなかった現実を引き寄せたと言う事になる。
更に言えば、その男性は、既に決定した現実を自らの都合の良い様に変化させと言っても過言ではない。
これを願望の実現と言わずに何と言うのか?
我々は良くも悪くも常識と言う枠の中で生きている。
何故ならば社会を維持する為には常識と言う確固たる且つ最大公約数的な軸を持たなければ秩序が崩壊するからだ。
出来るだけ安定した社会の中に身を置きたいと思うのは至極当然な感情であり、又、安定を出来るだけ長い期間維持しようとするのも極々自然な成り行きと言える。
誰しも混沌とした社会は望まないはずだ。
斯くして、我々は社会に適した存在である事を余儀なくされ、自らもかくあるべき存在であらんとする強い意識が働く。
社会が現在の様な在り様なのも素直に頷けるのだが、その代償として個の持つイメージの可能性にリミッターを掛けてしまっている訳だ。
日常の積み重ねの中で、そのリミッターを、日々強固なものへと成長させてしまっているのではないだろうか?
先述した通り、このタイムリープ論はあくまでも掲示板での報告のレベルでしかないので極めて眉唾であると言う事は否めない。
だが、仮にタイムリープの数々が事実であった場合、このタイムリープを行う為の方法論こそが、潜在意識の活用法、或いは、引き寄せの法則そのものなのではないかと思えてならないのだ。
イメージと意識をリンクさせる方法論が確立できれば、即ち、引き寄せ、或いは潜在意識の活用の為のメソッドの完成になるのではないかと思えてならないのだ。
単なる荒唐無稽絵な絵空事として捉えるのもいいが、願望を実現させる為の参考として、タイムリープの体験談を利用するのも大いにアリなのでは無いかと感じてならない。